2013年11月24日(日) 米山新田(伊勢市円座町) (車、徒歩)
本日も昨日に引き続き大台町へ向かった。3年前に叶わなかった三瀬の渡しを体験するためだ。ところがまたまた寄り道。この場所は普段なら通過点となるのだが、紅葉を見つけながら車を走らせていた昨日、目に留まってしまった。しかし昨日は夕暮れが迫っていたのでできれば明るい明日の朝に見学しようと・・。
そして、翌朝に寄り道したのがこちら、伊勢市から度会町へ向かう道路とサニーロードとの交差点の手前左側にある。
石碑の文字は読めなかったが、説明板によると「円座村墾田碑」と書かれているようだ。
隣の石柱には「米山新田開発跡」とある。
説明板はこちらだ。
説明を要約すると、
「高台となっている沼木村円座(現円座町)は荒地となっていたが、円座組の大庄屋であった米山家の四世・宗隆が元禄二年(1689)に同村上野の渓谷より約4kmの水路を引き、約7ha の良田をを得た。また、米山家九世宗持はその古溝が廃絶するにあたり祖先の志を重んじ文政十二年(1829)に同村横輪より約7.6kmの水路を引き、水田に灌漑した。しかし、宗持は借財返却の責を負い天保十三年(1842)に自刃した。・・・」
だから、『米山新田』なのか、ナットク! 大庄屋としての立場のあるのだろうが自刃せざるを得ないほどの借財までして灌漑を進めた宗持はどんな人だったのだろう。会ってみたいものだ。
【 20131124 の記録 】
- 米山新田(伊勢市円座町)
- 常夜燈(度会町坂井)
- 「國束寺観音道 二十二丁」の道標(度会町坂井)
- 保法師五輪塔(多気町相鹿瀬)
- 浄三瀬谷神社(大台町佐原)
- 熊野古道体験ツアー 三瀬の渡しから瀧原宮
→ 地元の方々の尽力で復活した三瀬の渡し 動画あり
→ 紅葉の瀧原宮